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2012年 06月 14日
2012年6月9日(土)、『王女の男』NHK BS コンシェルジュ 公開収録が和やかな雰囲気のもと無事に終了したあと、記者会見が開かれた。公開収録への応募数は7952通。これまでのNHKの公開収録の応募数第2位になる数字を記録した今回の『王女の男』。NHKにおける韓国関連イベントでは断トツの記録だそうだ。また、集まったマスコミも多く、このドラマに対する注目度、関心度の高さが伺える。 パク・シフは「多くのファン、マスコミの方々にお集まりいただき、ドラマの大ヒットが予想されます。『王女の男』、ファイティン!!」、ムン・チェウォンは「日本でこのように私たちのドラマ『王女の男』を期待してもらい、韓国ドラマ自体をも愛していただいて、本当にありがとうございます。『王女の男』はこれまでの時代劇とは違って、様々な要素が盛り込まれた作品です。楽しんでご覧いただける作品だと思っています。これからももっと努力していこうと思っています。」と今日の公開収録を終えての感想をまず。 質疑応答でドラマに対するパク・シフとムン・チェウォンの思いが熱く語られた。 Q1:役柄の魅力と自分に似ている思う点は? A1 シフ:スンユは…、(少し考えて)ドラマの前半は学問と武道に秀でた文武両道の模範的な朝鮮の男性像を明るいキャラクターで描かれています。でも、後半ではまったく異なった像で描かれることになり、一つの作品で多面的な訳であることが魅力だと思います。また、自分と似ていると思う点は…、前半部分の韓服を着た明るいキャラクターの姿でしょうか。 A1チェウォン:セリョンは朝鮮王朝の王族の1人で、スンユと出会い、その愛を守ろうとするひたむきな女性です。あの時代にはいない女性像かもしれません。私とは恋愛において、一途にのめり込むところが似ているでしょうか。(笑) Q2:『イルジメ(一枝梅)』で苦労したとのことですが、どんな苦労だった?また、時代劇体質とは? A2 シフ:『イルジメ(一枝梅)』は私にとって初めての時代劇でした。やはり、現代劇とは違うので…。さらに移動距離も長くて…1日に1000km移動したこともあります。ある場所で一言セリフを言って、長い時間かけて移動して、セリフ一言。そして、また移動。その繰り返しでした。セリフが長ければ、まだいいのですが、『イルジメ(一枝梅)』では無口で…。(笑)(詳しく、丁寧に答えようとするあまり、長くなるシフの回答。通訳に「大丈夫ですか?長いですか?」と気遣うやさしさに彼の誠実な性格を感じた。)さらに、夏と冬に韓服で撮影するのは、辛かったです。本当に大変でした。それで次はないなぁと思っていたんです。でも、今回の『王女の男』の台本をいただいて、若い男女のロマンスがメインに進む作品であったことと、現代劇とは異なる新しい自分の魅力がさらに出せるのではないかと思い、引き受けました。それに旅行も好きなので、移動も旅行気分で過ごせば、ストレスはなくなりますし。それで、私は“時代劇体質”だと自分で感じたんです。(長い回答でも的確な通訳に拍手と「ウワァー」と感心の歓声を上げた。) Q3:共演した感想とお互い抱いている俳優としての印象は? A3シフ:20歳の頃から知っている後輩で元々親しかったので、ほかの女優さんとは親しくなるのに時間がかかりますが、今回はすぐに息も合い、感情移入もしやすかったです。チェウォンさんとは6年ぶりの再会でしたが、美しい女性に成長していました。(笑) A3チェウォン:そもそも事務所の先輩後輩の間柄だったので、気楽でした。シフさんは衣裳もヘアスタイルも時代劇に合っている俳優さんだと思います。(笑)様々なキャラクターを自分の中で消化し、演じていられるので、私も息を合わせやすく、演じやすかったです。 Q4:お互い点数をつけると何点? A4チェウォン:何点満点ですか?(100点満点で)私から先に…。(笑)当然、100点です!ほかに思い浮かびません。いいドラマを作ろうという姿勢、努力がすばらしく、100点です。(シフはそのこれ以上ないという褒め言葉に照れながら「ありがとうございます」と。) A4シフ:共演は初めてだったのですが、最初から最後まで辛い撮影の中、頑張っている姿が微笑ましく、私ももちろん100点をあげたいです。(チェウォンも素直に「ありがとうございます」とお礼。) Q5:役作りのなかで韓国の歴史をどのように勉強?また、時代劇をどう観て欲しい? A5 シフ:歴史については、元々関心を持っていました。今回の撮影にあたっても、いろいろと勉強しました。多くの方々に話を聞いたりしながら。しかし、スヤンテグンとジョンソの家族の話は知りませんでした。実際は娘と息子ではなく、娘と孫だったようですね。その2人が逃げ延びて、一緒に暮らしていたという話も聞くことができました。常に関心を持ちながら、撮影をしていた状況です。 A5チェウォン:この質問は難しいですが、興味深いことでもあります。日本と韓国、また時代に関係なく、政権争いはあるものですよね。大人の事情や葛藤で様々な出来事が起こり、それにより、巻き込まれた子ども達が本当に辛い思いをしていたのだと、演じながら感じていました。史実を基に作られたこの『王女の男』は歴史が基盤にあるので、興味深く、日本の皆さんにも共感していただける作品だと思っています。 フォトセッションを笑顔で済ませ、公開収録同様、終始笑みがあふれる和やかな記者会見を終えた。それも、パク・シフ、ムン・チェウォンが持つほんわかとした気質が会場を包んでいたからだろう。 【記事】
by sihoosaran
| 2012-06-14 21:31
| 【王女(姫)の男】
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